心理学とは何か

一人暮らしを始めてずいぶんたちました。そして、最近になって気づきましたが、俺はかなりのアホです。へちょいです。そんなわけで、すこしは勉強らしいものをしようと思いました。でも、普通にやってできるわけがありません。しかたなく、ブログに書いてみます。きっと、授業の復習になるに違いありません。そんなわけで、へたれで浅はかな心理学入門の開幕なわけです。きっと、間違いがあるのでコメントよろしくします。


1、心理学とは何か

物理学を物の科学といえるなら、心理学は心の科学ということができます。しかし、物とか心とかいう常識概念は、がんらい物理的方面と心理的方面とを含んでいます。この二つの方面をそれぞれ科学的操作によって取り出したものが物理学であり、心理学です。
科学的操作というのは、どういう場合にどういうことが起こるかということを、種々その条件を変化して明らかにすること、すなわち条件と現象との函数関係を見出すことです。かかる操作を条件分析法といい、かくして見出される函数関係を行動法則といいます。心理学は人間の精神的行動について、その法則に関する体系的知識を獲得しようとする科学です。
心理学は基礎額的部分と技術額的部分に大別されます。基礎額的部分では精神的個体の構造を明らかにし、かつかかる個体が環境に対処して示すいろいろな働きに関する行動法則を明らかにしようとします。心理学的技術学ではかかる心理学的知識を基礎として個人の生活を改善し、社会の機構を改良するために有用な知識を求めます。


2、精神構造-人格-

個人の精神構造は人格と名づけられます。人格はその情意的方面と知的方面とをもち、前者は性格といわれ、後者は知能といわれます。もっとも、これらの術語の用法は学者によって一様ではなく、ある人は性格を人格一般と同義に用い、ある人は性格を意欲的方面に限定して、情的方面を気質といいます。また、ある人は気質を生来的な体質に規定される性格の基礎と考えます。これはこれらの概念が皆統一的な人格の一方面を表すものにすぎないからです。
性格も知能も共にいくつかの特性から構成されるものらしく、それらはいずれも特性から構成されるものらしく、それらはいずれも特定の精神検査によって見出されます。近頃は因子分析法などの適用によって、それらの構成因子を比較的確実に取り出すことが可能になりつつあります。


・参考書籍・
矢田部達郎著 『心理学初歩』